-ショウガ-


ショウガ

ショウガの効果効能

ショウガは漢方では生姜(しょうきょう)と呼ばれ、昔からアジアやヨーロッパなどで薬や薬味として使われてきました。ショウガには優れた殺菌作用と健胃効果、血液循環の改善効果があります。ショウガは発汗と解熱効果があるので風邪には効果的です、またショウガは火傷や皮膚の炎症に外用薬としても使われています。


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ショウガ辛み成分ジンゲロンやショウガオールの効果

ショウガ特有の辛みや香りに、すぐれた薬効があります。

ショウガの辛みは、ジンゲロンやショウガオールといった辛み成分によるものです。これらにはすぐれた殺菌カがあり、食中毒の予防に有効です。また、胃液の分泌を促進し、消化吸収を助けるので、食欲のないときなどは積極的にとるようにするといいでしょう。新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きもあります。

さらに、内臓の働きを活発にします。とくに腎臓ではこれらの成分の保温作用によって、冷えからくる腎孟炎(じんうえん)や膀胱炎に効果的だといわれています。

辛み成分の1つであるジンゲロンには、魚などの臭みを消す消臭作用があると同時に、日和見菌(ひよりみきん)に対する抗菌性などが認められています。この成分により、魚などによる中毒を予防することができます。

ショウガの香り成分ジンギベレンの効果

ショウガの香りは、ジンギベレンという成分です。胃を健康にする作用、解毒作用、消臭作用があり、かぜの初期症状や吐き気、たん切り、せき止め、冷え症の改善、神経痛の緩和などに効果があります。また、ジンギベレンはコレステロール値の低下や血圧降下にも働くことがわかっています。

漢方で用いられているショウガ

食用には根ショウガ(ヒネショウガ)、芽ショウガ(新ショウガ)、葉ショウガがあります。漢方では根ショウガを生姜(しようきよう)と呼び、石炭をまぶして陰干しにした物を乾姜(かんきょう)といいます。乾姜は、生より体を温める作用が強く、冷えによる下痢などにいいとされています。

改善が期待できる症状

食欲不振 冷え性 風邪

ショウガの有効成分

ジンゲロン ショウガオール ジンギベレン


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ショウガの飲み方

根・芽ショウガは1年中出回っていますが、葉ショウガは5-8月が旬。葉ショウガは辛みが少ないので、そのまま味噌をつけるなどして食べられます。新ショウガは薄切りにしてサッとゆで、甘酢漬けにして保存食にし、常備するといいでしょう。

かぜぎみのときはショウガのおろし汁に刻みネギを加えて熱湯を注いだショウガ湯を飲むと、悪化するのを抑えられます。

かぜによるせきや扁桃炎(へんとうえん)には、ショウガをおろしたものを大さじ1-2杯、ガーゼか手ぬぐいで包み、のどにあてて湿布をしましょう。

料理では、生臭いレバーやモツを使う際に、ショウガの絞り汁をふりかけると、臭みが感じられなくなります。

食欲不振でだるいようなときは、ビタミンB1の吸収を助けるタマネギと組み合わせた料理に使うと、食欲が増進されます。

刺激が強いので、胃腸の弱い人は一度に多量にとらないようにしましょう。

また外用薬としても昔から民間療法で使われていて、火傷や皮膚の炎症などにショウガをすり下ろしたものを、植物オイルに混ぜて塗ったりします。


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